南欧の浜辺にて4ーファロ
- 2014.09.27 Saturday
- 22:16
「アルガルヴェ滞在中に、一日ぐらいどこかちょっと遠出したいよね」
現地で、選択可能なバスツアーを検討したのだが、
一番興味のある首都リスボンへは、片道3時間強の日帰りで。
せっかく面白そうな首都に行くのに、強行日帰りバス遠足、
しかも到着翌日か帰国前日、という二択のみ。
さすがにそれは疲れる上に勿体ない、
ということで見送ることにして、
代わりに地元路線バスを乗り継いで、
アルガルヴェ地方の中心都市・ファロを訪れることに。


旧市街の古い市門。

旧市街の大聖堂の塔(あんまり高くない)からフォルモーザ潟を見渡せる。

「海辺で何もしないをする」とはいえ、
せっかくポルトガルへ来たからにはぜひ例のタイル、アズレージョを見たかったので、
この大聖堂は必修。
(宿泊していた辺りやアルブフェイラではほとんど見られなかったので)
16世紀ぐらいからあるらしい大聖堂…といってもあまり大きくはなく。

やっぱり白地に青の典型的なのが綺麗。

この辺りは壁一面!

絵画や壁画っぽく、
一部にはめ込まれていたり歴史や宗教画を描いたものかと思っていたけど、
もっと普通に壁の装飾や壁紙みたいな感じであちこちに使われてて意外だった。

あちらこちらを旅行して、城壁や市壁のある旧市街も色々見たけど、
ヤシの建ち並ぶ城壁は初めて見た気がする。(←暖かい地方にあまり旅してない)
ファロの商店街。

歩行者専用の通りに敷き詰められた装飾タイル。
外壁いっぱいにアズレージョをめぐらせた家や建物もいくつもあったけれど、
その内のかなりの棟は、手入れも修復もされず半ば傷つき壊れたまま。
ネットや携帯はおろか、飛行機も車も鉄道もないはるか昔に
世界へ航海して出てみせた国。
今は欧州の下位にランクインしている、ポルトガル経済の危機的状況が偲ばれた。

ファロのヨットハーバー