「パレードでも見に行く?」
と今年は珍しく(人混みの嫌いな)相方が言い出したので、
随分と久しぶりに”バラの月曜日”のパレードを見に行くことにした今年。
多分、相方と一緒にカーニバルに出かけるのは初めてだ。
出発直後のコースが家の近所だということで、
散歩がてらにちょっと見て、ちょっとお菓子拾って、
ちょっと写真撮って、ちょっと(30分ぐらい?)で帰るつもりだったのだが、
雰囲気に盛り上がり、結局スタートから最後まで
(しかも最初のが来るまで1時間ぐらい待ってから)
3時間以上も見てしまったので、二人とも腰が痛い。
(ついでに相方は膝も悪化させてしまった。)

この辺りはまだ出発地点(の真ん中ぐらい?)。
山車とチームが集まって出発前の準備・腹ごしらえ(飲みごしらえも)している。

これいいなと思った一つ。
トランプ大統領以下、副大統領や大臣が従っている。
デュッセルドルフは(ケルンと比べても)政治的な(パロディの)山車が多いとか。

出発予定の15分ぐらい前にはもう沿道は人でいっぱい。
割と良い場所を確保したら、向かいのホテルの部屋の幾つかからも
仮装した人たちが身を乗り出していた。

色んな仮装の人がいるけど、ちっちゃい子の着ぐるみはホント可愛い❤
今日のヒットはクッキーモンスター!

お菓子をねだって「Hellau(ヘラウ)!」←デュッセルドルフでの掛け声
今日ばかりは地面に落ちたお菓子を取り合ってもゲット。

たくさんの楽隊も出ている。

ポップコーンが山ほど。2−3時間も街中を練り歩きながらバラまくんだから当然か。

各国のポピュリスト/極右的な指導者たちが民主主義を食い尽くそうとしている、の図。

「アメリカよ、抵抗せよ!」

「頑張ってね(幸運を)、英国!」

「金髪は新しい茶色*」
*茶色は(保守政党の黒、社会主義政党の赤、環境政党の緑などに対して)
政治的にはナチズム/極右の意味があるそうだ。

14−5人乗りだった自転車。

イスラム(教徒)への憎悪を鳴り物にするAfD(「ドイツのための選択肢」党)は
ISテロの操り人形として使われているに過ぎない、の図。
AfDは一般的に極右と認識されている右派ポピュリズム。

狙ってたつもりはなく、ちょっと甘いものを拾って来る、ぐらいの気持ちだったが、
案外たんまり集めてきたお菓子。
真剣に集めてた子供達はもっと手に入れたことだろうから、
「これで一年分のおやつを手に入れる」というのも単なる誇張でもない。
ま、子供ほどあっという間に無くなるだろうけど。
中にはプラスチックボールやお菓子以外の投げ物もあって、
泣き顔だけど可愛いキーホルダーや、化粧品(試供品)もあった。
花も時々放られる定番。チューリップは手渡しでもらえたけど。

相方はネクタイももらってた。
来年のネクタイ狩り対応はこれでバッチリ。
音楽に乗ったり、隣の人と言葉を交わしたり、
本当に久しぶりに単純にとっても楽しかったのだった。